「経営革新計画」 - 公的支援制度を自社でも活用してみた!
こんばんは、品川区の中小企業診断士の尾亦です。
23年4月に弊社は東京都から「経営革新計画」の認定を頂きました。3年間の事業計画で売上高を2.5倍増・付加価値額を5倍増する挑戦的な計画です。
こうした事業計画は、策定後に計画倒れにならないよう、東京都が専門家を派遣して計画を実現するためのサポートをしています(専門家派遣制度)。
今回、当社が経営革新計画の認定を受けた企業として、専門家に「フォローアップ」頂ける場として、専門家の方にお越しいただきました。
つまり、「専門家が、専門家派遣を受けた」ということです。
自分の頭で考えることには限りがある
私自身がコンサルタントとして、中小企業・小規模事業者様をご支援する立場にありますが、
弊社の経営を第三者の方に客観的に見て頂く機会も重要と常々感じています。
理由は、自分の頭で考えることには限りがあり「他人の脳」をお借りしながら、対話をすることで
生まれる気づきがあるためです。
当日は同業他社の方にどんな助言を頂けるのかとワクワクしながら臨んだのですが、
結論として、本当に素晴らしい気づきを沢山頂きました。
中小企業診断士の世界も玉石混交ですが、とても優秀な専門家の方を派遣頂き
壁打ち相手として、色々なお話ができたことが、とても勉強になりました。
専門家に助言をもらう機会を持つ
社会が物凄い速さで変化する現代において、コンサルタントに限らず、ビジネスパーソンは情報を更新し続ける必要があります。
このリスキリングを実現するためには、学びを習慣として取り入れることや、新しい事業について考える時間を確保したり、
他者と意見交換をしてアイデアを刺激する、発散したアイデアを整理して収束する時間など、意図して時間を確保する必要があります。
私の周りで成功している経営者の方は、アウトプットに偏らず、インプットの時間を意識的に作っている印象があります。
また、こうした方は、上手に公的な中小企業支援策を活用している方が多い印象です。
(同業の中小企業診断士が専門家派遣を受けることは稀なケースであるにしても)
事業者の皆様は、公的な中小企業支援策の一つである「専門家派遣制度」を活用して、
経営改善に第三者の専門家の力を借りる視点も持たれることを強くお勧めします。
【公的な専門家派遣制度の一例(東京都の場合)】
東京都中小企業振興公社:
https://www.tokyo-kosha.or.jp/support/shien/specialist/index.html
東京商工会議所・専門家派遣制度(エキスパートバンク):
https://www.tokyo-cci.or.jp/soudan/expert/
中小機構・ハンズオン支援(専門家派遣):
https://www.smrj.go.jp/sme/enhancement/hands-on/index.html
中小企業庁119・専門家派遣:
https://chusho119.go.jp/
【(ご参考)経営革新計画とは】
詳しくは、経営革新計画のパンフレットをご覧ください。
https://www.chusho.meti.go.jp/keiei/kakushin/pamphlet/2022/kakushin.pdf