持続可能性のある「梱包」

アマゾンに在籍していた2年弱の間で、色々な経験をさせてもらいましたが、Frustration Free Package(FFP)の取り組みを家電事業本部に持ち込んだことは少しでも貢献できたかなと思う、楽しかった思い出です。

アマゾンで注文して商品が届いたら「え、本体のサイズに対して、段ボールでかすぎない?」ってことありませんか?アメリカ本社の取り組みを日本の家電事業本部に広げたいと思って本スキームの導入に取り組みましたが、「商品が届いたら化粧箱むき出しで届いた」とか「計測器なのにそのまま届けるな」とか色々な顧客の声を聞きました。でも、冒頭で書いた「え、これ過剰梱包でしょ?」って思う人の方が圧倒的に多い訳で、Jeff Bezoz元CEOもAnnual Reportで何度もこのFFPの取り組みを取り上げています。通販事業に抱く、素朴な疑問の証左だと思っています。

商品の品質と、持続可能性のある社会のバランス。妥結点は永遠に見つからない、永遠に解決するとはないテーマであるものの、PDCAを回して改善していかないと、地球自体が存続しえなくなる、重要なテーマでもあると思ってます。

アマゾンをはじめとした他通販事業会社でこの取り組みが広がることを切に願ってます。