バスケの神様の少年時代~お母さんが描いた絵本
マイケルジョーダン(MJ)をご存知ですか?MJは元米国プロバスケットボール選手の大スターで、NIKEの「AIR Jordan」というスニーカーの名作はこの方の名前から来ています。
私は中学校の時からバスケットボールに熱中していましたが、きっかけは1992年にバルセロナオリンピックでMJをはじめとするキラ星の如くのスーパースター達のバスケットに魅せられたことでした。
15年間の選手生活で得点王10回、年間最多得点11回、平均得点は30.12点でNBA歴代1位、通算得点は32,292点で歴代5位。1990年代にシカゴ・ブルズを6度の優勝に導き、5度のシーズンMVP、6度のNBAファイナルMVP受賞。
勿論NBAの殿堂入りをしている方です。
前置きが長くなりましたが、この「バスケの神様」の少年時代を描いた絵本が図書館にあったので借りてきました。お母さんが描かれた本です。この本の前書きにこうありました
「わたしは、この本を読んだ若い人たちが、マイケルのように目標を定め、練習を重ね、ひたむきに努力して、夢を実現させようという気持ちになってくれることを願っています。この3つがあれば夢は叶えることができるし、かなうものです」
私自身はバスケットで挫折の経験があり、その後大学で始めたアルティメットというフリスビーを使ったスポーツを10年間続けることで、折れた心を修復した過去があります。
その為、MJのお母さんがいう「夢は叶えることができる」という言葉は、少し斜に構えて見てしまったのですが、冷静に振り返ってみれば「①目標を定め・②練習を重ね・③ひたむきに努力して」という部分を
「①方向性x②練習量x③ガッツ(精神)」と読み替えると、私は②・③は頑張っていたものの、①が間違っていたのかなと気づきました。成果=①x②x③の掛け算であり、②・③が良くても、
①方向性自体が間違ってしまっては元も子もない。過去に戻れるのであれば、しっかり現状分析をして、何が強みで、どこを目指して練習すれば良いのかをセルフコーチングしてあげたくなりました。
子どもの人生の方向性を、各々の想いに寄り添いながらコーチする、そんな大人が増えたら世の中はもっと良い世界になると信じています。絵本からも沢山の気づき・学びがある日々です。
<マイケル・ジョーダン―バスケの神様の少年時代>
汐文社
ISBN-10 4811320727
ISBN-13 978-4811320724