災害時に備えた想定はできてますか?【事業継続力強化計画のご紹介】

こんにちは、中小企業診断士の尾亦です。

ものづくり補助金申請の加点項目になることから、中小企業診断士として申請支援をさせて頂くことがある「事業継続力強化計画」ですが、弊社でも実際に申請してみました。

結論から言うと、申請を行う上で「とても良い気づき」がありました。

(お恥ずかしい話ですが)20年11月以来、弊社事業立ち上げを行う上で、様々な事業活動を行っているものの、「自然災害」までは想定しておらず、何か起きた時の対応までは、準備していませんでした。ただ、地震、温暖化影響による天候不順、そしてコロナ等、我々の事業を取り巻く環境にはリスクが伴います。そんな中、例えばコロナ禍感染に陥った際の事業リスクなども考える良いきっかけとなりました。

尚、本制度スキームは「計画を国から認定してもらうことで、3つのメリットがある」とされています。

①低利融資、信用保証枠の拡大等の金融支援

②防災・減災設備に対する税制措置

③補助金における優先採択(加点)

ただ、作成の最大のメリットは前述の通り『自社で最悪想定を考えるきっかけになること』と感じます。日々、何事もなく事業を行っていけることに感謝しつつ、いざという時の「守り」も考える良い機会にして頂ければと思います。

(※尚、偉そうにお伝えしていますが、未だ弊社も申請段階で認定されていませんので、正式に認定されたらご報告したいと思います)

(以下、HPからの概要説明)

「事業継続力強化計画」とは、中小企業が自社の災害リスクを認識し、防災・減災対策の第一歩として取り組むために、必要な項目を盛り込んだもので、将来的に行う災害対策などを記載するものです。認定を受けた中小企業は、防災・減災設備に対する税制優遇、低利融資、補助金の優先採択等を受けることができます。計画に記載する取組は、例えば、災害時における従業員の避難・被害状況把握、災害時における社内体制の設定などの初動対策に加え、人員、設備、資金繰り、情報保全などで必要な対策の検討、従業員への訓練や計画の見直し等の実効性の確保などを計画に盛り込むこととなります。https://www.chusho.meti.go.jp/.../bousai/keizokuryoku.htm

下記が手引きとなります。